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夏休みの旅行需要、景気低迷により減退
<写真:VnExpress>
昨年のベトナムは夏休みシーズンにロックダウン後の旅行が盛況であったが、今年は暗い経済見通しが旅行需要を減退させたため、旅行会社は再び収入の減少に頭を悩ませている。
ハノイ市に本社を置く旅行会社の担当者によると、例年は顧客の約70%が夏休みの1カ月前にツアーを予約しているが、今年は6月催行のツアーに40%の空きがあり、7月も30%の空きがある状態である。
同市に拠点を置く「トップ・ワン・トラベル」のホアン・トゥイエット代表は、昨年の旅行ピークシーズンには十分なホテルの客室を確保することが困難であったが、今年はホテルを予約する顧客が減少し、状況が変わっていることを明らかにした。
ホーチミン市に拠点を置く旅行代理店「ベンタイン・ツーリスト」のチャン・フォン・リン氏によると、多くの旅行者が昨年ほどツアーの事前予約に関心を示していない。
今年はインフレの影響で商品やサービスが軒並み高騰しているため、夏休みのツアーパッケージ料金も高騰している。
トゥイエット代表によると、多くの旅行者が暗い経済見通しによって今夏の航空券代を抑え、近場の旅行先を選択しており、同社の顧客はハノイ市から車でアクセス可能なハロン湾やニンビン省といった観光地に興味を示しているという。
某旅行会社の担当者による予想では、経済的困難から多くの企業が娯楽や旅行コストを削減するようになっており、今夏のMICEツアーは大幅に減少する。
同担当者によると、MICEは旅行会社に大きな収益をもたらしており、同社ではMICEによる売上が夏期全体の44%を占めていたが、今年は現時点で昨年の6割程度しかなく、同社を危機的な状況に陥れている。
国内旅行者の弱まった購買力がいつ再び安定するかは不明確である。
消費者調査会社「Milieu Insight」がベトナム人500人を対象に実施した夏の旅行計画調査によると、今夏の旅行でベトナム人旅行者が最も懸念する事項は天候と物価であった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。