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2021~2022年の2年間、ベトナムで158種の新種生物が発見
<写真:VnExpress>
世界自然保護基金(WWF)が発表した報告書によると、ベトナムでは2021~2022年の間に158種の新種が発見されている。
同期間中に生物学者がカンボジアとラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムを含む大メコン準地域で発見した維管束植物と脊椎動物の新種は380種である。
内訳としては植物290種と魚類19種、両生類24種、爬虫類46種、哺乳類1種の新種が発見された。
同地域はインド・ビルマ生物多様性ホットスポットの1部とされ、トラやアジアゾウ、マレーセンザンコウ、巨大淡水エイといった世界を代表する絶滅危惧種を擁している。
また、1997年以降に新種が発見された場所でもあり、現在までに維管束植物と魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の合計3390種が確認された。
WWFはベトナムと同地域における種の絶滅リスクを減らし、野生生物密売をなくすための緊急行動を要望し、ベトナムでは米国国際開発庁(USAID)が出資する生物多様性保全パートナーシップが、同国内の国立公園や自然保護区で「リワイルディング」活動を推進している。
同活動では特にベトナムのチュオンソン地域で特定の動物種について綿密な科学的分析を行い、10〜15年後に野生に復帰できるような繁殖個体群を作るために必要な情報収集を行う。
天然資源環境省は近い将来に関係省庁、部局、地方、団体と緊密に連携し、自然保護と生物多様性に関する法律文書を調整し、生物多様性の保全、災害防止、気候変動への適応、持続可能な開発に貢献するための自然生態系回復に関するガイドラインと指令を策定する予定である。
また、国の管理機関や自然保護・生物多様性担当職員の能力強化を継続するとともに国の管理機関、政治・社会団体、開発パートナーとの連携メカニズムを構築・実施する。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。