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ベトナムの大学における就職率、大半が嘘か
<写真:Tuoi Tre>
ベトナムでは卒業後の就職率が非常に高いことを公表している大学が多く、中には全専攻の就職率が100%に達する学校もある。
専門家によると、バイクタクシーの運転手や飲食店の店員も就職者としてカウントされている場合が多く、公表されている就職率は現実のものではないと警告している。
ベトナムの大学は原則として、過去2年間の就職率を入学者選抜制度で公表しなければならないが、実際には同要件が空欄のまま、あるいは無視されていることも少なくない。
また、大半の学校が就職率を夢のような数字で公表しており、中には卒業生の100%が就職している学校もある。
国公立大学以外のブロックでは、ホアセン大学やホーチミン市外国語情報大学、ホーチミン市経済金融大学が就職率を94%以上であるとして発表した。
公立大学でも就職率は目覚ましい数字になっており、ホーチミン市技術教育大学の発表した就職率は97.31%の就職率に達している。同様に金融・マーケティング大学や情報技術大学の就職率も90%を上回る。
ホーチミン市交通大学やホーチミン市建築大学の就職率は100%に達している。
多くの専門家が卒業生の就職状況は信じがたいものであるとしており、ホーチミン市技術教育大学のドー・ヴァン・ズン前学長は 「大学生の就職状況に関する調査の大半が厳密ではなく、十分な信頼性のある情報ではない」と指摘する。
同市内にある公立大学の試験・品質保証部門責任者によると、大半の調査は全卒業生を対象に行われておらず、大学は「いい数字」を出すために偏った調査サンプルを選定するという。
教育訓練省職業教育局のホアン・ゴック・ヴィン元局長は「卒業生の就職状況の公表は学校の責任であるが、教育訓練省が責任を持って検証する必要があり、第三者による監督と不正に対する厳しい制裁が必要である」と指摘している。
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