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ベトナム北部で続く停電、企業の操業に支障
<写真:Tuoi Tre>
ベトナム北部地域の複数企業が地域全体の電力削減によって生産活動が麻痺し、繰り返される停電に非難の声をあげている。
国営ベトナム電力総公社(EVN)の発表によると、北部地域で最大30%の電力削減が行われる。
クアンニン省ハロン市のベトフン工業団地に入居するアパレル企業の代表者によると、不安定な電力供給で同社の生産は混乱している。
同社は停電の影響で常に自家発電機を稼働させなければならず、生産コストの高騰につながっており、停電が継続すれば操業を停止する可能性もあるという。
ハイフォン市ティエンラン(Tien Lang)郡にある造船会社も同様で、継続的な停電によって生産維持が困難になっており、生産進捗の確保を目的として従業員に夜勤をさせている。
同市経済区管理委員会のレー・チュン・キエン責任者は、輪番停電が企業の生産と労働者に大きな打撃を与えていることを明らかにした。
同市人民委員会はEVNと協力し、生産と事業運営を安定させるため、適切な電力供給を実現するための解決策を模索することにしている。
現状の不安定な電力供給は投資家の意欲を削ぐことになりかねない。
EVNのゴー・ソン・ハイ副総局長によると、北部地域への利用可能な電力供給は1万7000メガワットであるが、猛暑の影響で2万メガワットの電力が必要になると予想されている。
電力会社は1日あたり6〜10%の電力消費を削減し、最も暑い日には北部地域への供給量を最大30%低下させる予定である。
クアンニン電力会社の代表者によると、同社は国家電力網の安全を保証するため、北部負荷分散センターの要請に従って電力供給を削減せざるを得なかった。
また、北部負荷分散センターはハイフォン市に平均775〜1001メガワットの電力を割り当てており、不足する電力は500~600メガワット程度になっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。