ベトナム保健省、新型コロナウイルスを一般的感染症に分類か

2023年06月16日(金)09時26分 公開
ベトナム保健省、新型コロナウイルスを一般的感染症に分類か

<写真:VnExpress>

 

保健省のグエン・ティ・リエン・フオン副大臣は14日の会議で、新型コロナウイルスが鳥インフルエンザA - H5N1や天然痘、コレラ等を含む感染力が高く死亡率が高い、または原因不明の危険な感染症リストであるグループAから除外されることになったことを明らかにした。

 

同省は新型コロナウイルスを一般的な感染症として分類するプロセスをまとめており、新型コロナウイルスは6月末までにインフルエンザや結核、手足口病といった危険性の低い感染症からなるBグループに移されることになるという。

 

今後は新型コロナウイルスの無料治療が不可となるため、各地域は発生率の急増に備える必要がある。

 

同省のハー・アイン・ドゥック事務局長によると、ベトナムでは新型コロナウイルスの患者数と死亡者数が大幅に減少し、死亡率がデング熱やマラリア、ジフテリア、百日咳といった他の感染症と同等かそれ以下になったため、分類の変更が行われる。

 

新型コロナウイルスの監視は呼吸器系病原体の監視体制に統合され、ウイルス遺伝子の配列決定作業は継続されるという。

 

ファム・ミン・チン首相は5月に保健省へ新型コロナウイルス流行の終息宣言の準備を指示していた。

 

同首相は2022年初頭から保健当局に対し、国際的な経験から学び、新型コロナウイルスと共存するための新しいアプローチを採用し、一般的な感染症とみなすように繰り返し要請していた。

 

ベトナムでは2022年半ばまでに12歳以上のほぼ全員が2回分のワクチンを接種していたが、新たな亜種を警戒する同省は終息宣言に慎重になっていた。

 

ベトナムでの新型コロナウイルスによる死亡者数は感染者数の0.4%である4万3206人となっている。

 

 

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