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エルニーニョ現象の影響、次の乾季はより厳しい天候に
2023年06月29日(木)11時41分 公開
<写真:VnExpress>
天然資源環境省傘下の気象水文環境研究所(IMHEN)のファム・ティ・タイン・ガー副所長によると、ベトナム中央高原と南部地域に訪れる次の乾季はエルニーニョ現象の影響によって過去よりも厳しい季節となる見込みである。
エルニーニョ現象が天候に与える影響は2023年12月〜2024年1月に掛けて強くなる見込みで、より深刻なレベルの干ばつと塩害に備える必要があるという。
エルニーニョ現象とは中部および東部の熱帯太平洋における海面水温が平均を上回ることを指し、通常は8〜12ヶ月続くが、場合によっては4年間続くこともある。
4月と5月はエルニーニョ現象が発生する前の時期であり、寒冷から高温へと急速に移行し、海面水温に強い乱れが生じて大気の強制的な変化につながった。
しかし、ガー副所長はベトナムの4月〜5月に掛けての異常な猛暑はエルニーニョ現象の影響ではなく、地球温暖化の影響であるとしている。
5月6日にベトナムは過去最高の気温44.1度を記録していた。
ベトナムではエルニーニョ現象が活発である限り、全ての地域で平均気温が上昇する可能性が高く、気温上昇と降雨量の減少によって干ばつの増加と熱波が発生することになるという。
米国国立気象局は6月8日にエルニーニョ現象が2023年〜2024年に掛けて徐々に強まる見込みであることを発表し、世界気象機関(WMO)のペッテリ・ターラス事務局長は5月の声明で、今後数ヶ月の間にエルニーニョ現象が人為的な気候変動と相まり、地球の気温を未知の領域に押し上げると述べた。
健康と食糧安全保障、水管理、そして環境に広範囲に影響を及ぼすことが懸念されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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