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ベトナムのビザ政策緩和、外国人観光客1200万人の受け入れが可能
<写真:VnExpress>
ベトナム観光諮問委員会(TAB)のホアン・ニャン・チン事務局長によると、ベトナムは8月15日以降に適用される新しいビザ政策により、年間目標である外国人観光客800万人の受け入れを大幅に上回る1200万人を受け入れることが可能である。
新しいビザ政策は観光客にとって以前よりも有利なものであり、観光部門による市場多様化や訪問者数の増加、滞在時間の延長、消費額増加へ貢献すること、観光産業に非常に強力な後押しを与えることが期待されている。
また、緩和されたビザ政策は航空旅客数増加と国際貿易交流の促進、より多くの外国人投資家の誘致にも繋がる。
ベトナム国会は6月24日に「ベトナム国民出入国法」及び「ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法」の条文修正及び補足に関する法律を承認し、Eビザは90日以内の複数回出入国、ビザ免除対象国は45日間の一時滞在が認められ、規定に従ってビザ発給や一時滞在延長を検討することが可能となった。
ベトナムは現在80カ国へのEビザ発給と24カ国へのビザ免除を認めているが、マレーシアの156カ国やシンガポールの162カ国など、同地域の他国に比較すると対象国が少ない。
ファム・ミン・チン首相によると、TABは8月からビザ免除政策の適用を欧州連合(EU)の残り20カ国と米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、スイスといった訪問者数の多い国を含む33カ国に拡大することを提案している。
人文社会科学大学のファム・ホン・ロン観光学部長は、外国人観光客がベトナムを魅力的な旅行先として評価するかどうかは同国のビザ政策に掛かっており、ビザ政策の開放は「二重の利益」をもたらすと指摘する。
世界観光機関(UNWTO)と世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)によると、有利なビザ政策は毎年外国人訪問者数を5〜25%増加させることが可能である。
ベトナムは2023年の上半期に557万人以上の外国人観光客を迎えている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。