ベトナム保健省、新たな新型コロナ変異株の出現に懸念表明

2023年08月16日(水)13時24分 公開
ベトナム保健省、新たな新型コロナ変異株の出現に懸念表明

<写真:VnExpress>

 

ベトナム保健省は、新型コロナウイルスの新たな変異株であるEG.5の出現について、懸念を表明した。

 

同省は14日に発布した政令の中で国内の地方自治体に対して、新型コロナウイルスのサンプル収集と遺伝子配列の決定を求める要請を行った。

 

また、各市・省には新型コロナウイルスの発生を監視し、対応策を準備することが求められている。

 

世界保健機関(WHO)は、7月上旬からEG.5の発生が急増していることを受け、7月19日に「監視下の亜種」に分類し、8月9日に「注目すべき変異株」へと格上げした。

 

これは別の亜種であるEG.5.1の出現を受けたもので、EG.5は既に50か国以上で感染が確認されており、7月23日時点での世界的な有病率は全新型コロナウイルス感染者の17.4%とされる。

 

この新たな変異株に関する具体的な重症化の証拠は現段階では発見されておらず、症状も他のオミクロン変異株と似ているという。

 

公衆衛生緊急オペレーションセンターのシニアアドバイザーであるチャン・ダック・フー氏は、ベトナム国内におけるEG.5をはじめとする新型コロナウイルスの流行や病原性に関する情報を継続的に監視する必要があると指摘するとともに、市民に対して感染リスクが高まる場所でのマスク着用、ワクチン接種、定期的な手指消毒の実施を呼びかけている。

 

 

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