おすすめのプロモーション
ハノイ市でオミクロン株派生型「XBB.1.9.1」を検出
<写真:VnExpress>
ハノイ市保健局は17日、同市ナムトゥーリエム区のサンプルから感染力が強いとされるオミクロン株派生型「XBB.1.9.1」が検出されたことを発表した。
同局のヴー・カオ・クオン副局長によると、新型コロナウイルスの症例数は増加傾向にあるが、菌株の病原性にはあまり変化がないという。
ハノイ疾病管理センターは、遺伝子配列の分析のために同市内6つの地区・郡で採取した10のサンプルをバクマイ病院へと送っていた。
「XBB.1.9.1」は英国やドイツ、フランス、米国、シンガポール、フィリピンなどで確認されているが、ベトナム国内で検出されたのは今回が初である。
世界保健機関(WHO)の発表によると、「XBB.1.9.1」は急速に感染拡大するが、症状は軽い。
また、先週にはホーチミン市で別の感染力の高いオミクロン亜種である「XBB.1.5」が国内で初めて検出されている。
WHO西太平洋地域の緊急事態ディレクターであるBabatunde Olowokure氏によると、亜種の検出は新型コロナウイルスの進化を監視するためのシステムがうまく機能していることを意味しており、ポジティブにとらえる必要がある。
また、同亜種が大規模なアウトブレイクを引き起こす可能性は低く、研究者は感染や病原性、免疫に関する能力について調査を行なっている。
今月初めに発表された保健省のデータによると、国内の重症例は全症例の1.1〜1.4%であり、30%以上が50歳以上の高齢者が占め、2〜6%が子どもである。
18日時点でハノイ市では過去5日間で最も多くの感染者が確認されており、1日に平均96人の感染者が確認され、計566人が入院、29人が酸素吸入を必要としている。
国立熱帯病病院のグエン・タイン・ハー副院長によると、同病院では高齢者や基礎疾患を持つ患者を中心に、重症患者21人を含む患者146人の治療にあたっている。
同病院はベトナム北部における新型コロナウイルス治療の最重要施設であり、1月〜2月には20人、3月には45人が移送された。
4月第1週には47人が移送されており、第2週には85人まで増加している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。