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ベトナムの旅行業界、9月連休は観光が控えめに
<写真:VnExpress>
ベトナムでは多くの専門家が9月の連休中は観光市場が比較的穏やかなものになるとの見解を示している。
9月1日〜4日までの4連休は国内旅行や海外旅行にとって非常に好都合な時期であるが、夏休みや南部解放記念日の連休の後のため、今回の連休中に旅行を選ぶ者は少数であることが予想される。
旅行会社「Vietluxtour」のマーケティング&コミュニケーションディレクターであるチャン・ティ・バオ・トゥ氏は、交通費やレストラン、ホテル代のコストは安定しているが、これらの要因だけで大幅なツアー予約の増加は期待できないと指摘する。
同氏によると、子供連れの家族は新学期を迎える時期とも重なるため、旅行を選ばなくなるという。
旅行会社「BenThanh Tourist」のITマーケティングディレクターであるチャン・フオン・リン氏は、観光客が特定の大型連休に集中するのではなく、年間を通して旅行を選ぶようになっていると分析し、今回の連休時の観光客数は通常の日々と大きな違いはないと予測する。
「VnExpress」の調査によると、9月の連休時のツアー料金は通常時と比べ約20%上昇する傾向にあるが、昨年同時期との大きな違いはない。
日本への5泊6日ツアーの料金は1人3800万ドン(約23万2000円)、ビーチリゾート都市であるニャチャン市への3泊4日ツアーは410万ドン(約2万5000円)であった。
旅行代理店によると、海外旅行に関しては手頃な価格の近隣国が人気であり、9月の連休期間中は特にタイや台湾、シンガポールへのツアーが満席であるという。
中国の観光は価格競争力があり、ビザ申請の手続きが簡単なため、非常に人気が高まっている。
旅行会社「Du Lịch Viet」は1週間で2〜4組、約100人規模の中国行きツアーを受け入れており、9月2日には5組の中国ツアーを催行する予定であるという。
「Vietluxtour」によると、ハノイやダナン、ホイアンなどの観光地は秋の探索に適しており、9月の連休が終わると観光業界は閑散期を迎えるが、秋から冬にかけては新しい旅行体験の準備が進行中である。
「BenThanh Tourist」は南米やエジプト、フィンランドなどの新しいツアーの提供を始めており、多くの選択肢を顧客に提示し、「Vietluxtour」もヨーロッパやアメリカのツアーパッケージに期待を寄せ、夏に比べて15%の増加を予測している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。