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ベトナム観光部門に再繁栄の兆し、外国人誘致策の強化を継続
<写真:VnExpress>
国際観光のピークシーズンを迎える中、ベトナムの観光部門はパンデミックの影響を乗り越え、再び繁栄の兆しを見せている。
8月15日に施行された同国国民及び外国人の出入国に関する法律の改正により、外国人観光客が同国を訪れる際の条件が大幅に改善された。
同国政府は2023年5月18日、観光産業の回復と持続可能な発展を目指すための課題と解決策に関する文書を公表した。
この取り組みの背景には同国の観光競争力の向上があり、同国の観光競争力は140カ国・地域中63位となり、2011年と比較して17位上昇している。
同国政府は文化・スポーツ・観光省に対して、中国や韓国、インド、英国などの国際観光市場での観光促進活動を強化するように要請した。
さらに、外務省との連携を強化し、同国の魅力を国際的に広めるための文化外交活動を進めることが求められている。
観光マーケティングの革新やデジタル技術の活用、そして多様なマーケティング・コミュニケーションの展開など、多岐にわたる課題と解決策が導入される予定である。
その中でも、海外にベトナムの観光プロモーション事務所や駐在員事務所を設置することが強調されている。
同国国家管理局のハ・ヴァン・シウ副局長によると、本戦略は観光開発の新たな方向性を示しており、特に主要な観光市場でのマーケティング計画の構築と展開が必要であるという。
ハノイ市観光局のグエン・ホン・ミン副局長は、地方がそれぞれ異なる観光促進プログラムを実施してきた結果、効率が低下していることを指摘した。
同氏は、国際的な大手メディアとの連携を強化することで同国観光の一貫性を保ちつつ、国際市場でのプロモーションを強化することを提案している。
観光プロモーションの質を高めるための取り組みとして、多くの企業や自治体が観光開発支援基金の役割を強化している。
ベトナム国家観光局のグエン・チュン・カイン局長は、同基金が観光の振興と商品開発の支援に一役買っていると評価した。
しかし、観光振興は継続的な取り組みが求められる。
国家、地方、観光事業者の協力が不可欠であり、新しい時代の観光振興のためには、外国人観光客の増加を目指す地方と観光事業者の連携がさらに重要となるであろう。
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