タンソンニャット国際空港でのiPhone密輸事件、整備スタッフが関与

2023年10月09日(月)09時24分 公開
タンソンニャット国際空港でのiPhone密輸事件、整備スタッフが関与

<写真:Tuoi Tre>

 

ホーチミン市警察はタンソンニャット国際空港の航空機整備スタッフであるレ・ヴァン・ゴック容疑者(43)と、密売組織のリーダーであるグエン・アイン・トゥアン容疑者(33)を、密輸への関与で一時的に拘束した。

 

トゥアン容疑者の妻であるグエン・ティ・トゥイ・ガー容疑者も事件の共犯者として起訴されている。

 

事件の背景には、同国際空港を舞台とした計画的なiPhoneの密輸があり、トゥアン容疑者とその仲間は、タイからベトナムへの空路で合計600台以上のiPhone 14 Pro Maxを密輸入していたという。

 

総取引額は約20億ドン(約1224万円)に達するとされる。

 

密輸の成功には航空機整備スタッフの手引きが不可欠であり、ゴック容疑者はベトナム航空の子会社である航空機技術会社(VAECO)に所属していた技術者であった。

 

同容疑者は整備のスケジュールを元に、密輸する商品を持ち込むためのフライトを調整し、機内整備中にトゥアン容疑者からの荷物を受け取り、税関の監視を回避して外部に持ち出す役割を果たしていた。

 

ゴック容疑者は密輸の手引によって総額5億ドン(約306万円)以上を手に入れていたとの報告もある。

 

現在、ホーチミン市警察は、事件の全容解明を目指し調査を続けているところで、この一件から、国際的な取引の裏側で潜む犯罪の深さと複雑さを垣間見ることができる。

 

 

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