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外国人の労働許可関連の不正、文書偽造と贈賄の審理開始

2023年10月10日(火)09時22分 公開
外国人の労働許可関連の不正、文書偽造と贈賄の審理開始

<写真:Lao Dong>

 

ビンズオン省人民法院は10月9日、同省とビンフオック省で外国人労働者の労働許可を取得するため、関連文書を大量に偽造し、公務員に贈賄を行っていた事件の審理を開始した。

 

この事件では主要な被疑者2人が数千の文書を偽造し、数十億ドン(10億ドン=約608万円)の贈賄を行っていたとされる。

 

2019年から2022年の間に、ビンズオン省労働・傷病兵・社会問題局の元部長を含む17人が、文書の偽造や贈賄の容疑で起訴されている。

 

被疑者らは公式文書、外国人の健康診断書、専門家や技術者としての証明書などを偽造していた。

 

事件の中心人物であるヴー・ホアイ・タインが、インターネットで偽の公証印を購入し、外国人のパスポートやID写真などの情報を変更して偽造文書を作成していたという。

 

タインはもう1人の中心人物であるグエン・スアン・ラムと4686件の文書を偽造し、1862件の労働許可申請を行い、ビンズオン省やビンフオック省の工業団地・経済特区の管理部に355社の外国人労働者の労働許可を申請していた。

 

タインは1つの許可申請につき300万〜600万ドン(約1万8300〜3万6500円)の贈賄を公務員に支払っていたことが判明しており、合計で約200億ドン(約1億2170万円)の贈賄を行っていたとされる。

 

また、事件の調査によってタインが不正に得た利益は、1つの労働許可につき40万〜60万ドン(約2430〜3650円)であったことが明らかとなった。

 

この事件では、他にも2人の被疑者が、文書の偽造や贈賄の疑いで起訴されている。2人も同様の方法で数百の偽造文書を作成し、公務員に贈賄を行っていたとされる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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