ベトナムの不動産企業、資金繰りに苦しみ資産売却へ

2023年10月10日(火)09時25分 公開
ベトナムの不動産企業、資金繰りに苦しみ資産売却へ

<写真:Cafe Land>

 

パンデミック以降にベトナムの多くの不動産会社が資金繰りの課題に直面し、一部の企業はプロジェクトや資産の売却を検討している。

 

その中の1社であるハイファット投資社は、2023年を全体的な事業再編の年と位置づけ、方針の一環として、ラオカイ省やバクザン省の高層ビルプロジェクト、クアンニン省の都市住宅プロジェクトをはじめとする複数プロジェクトの一部を売却する計画である。

 

また、同社は2024〜2025年に向けて新しい投資機会やプロジェクトを探求する意向を明らかにした。バクザン省とカオバン省の2つの主要なプロジェクトの建設に注力していくという。

 

8月に同社はHPホスピタリティ・ニャチャン社の資本を譲渡する決議を通過させた。このプロジェクトはニャチャン市の主要な土地エリアに位置しており、2017年にハイファットがソンダ・タンロン社から資本の一部を買収したものである。

 

他の不動産会社であるLDG投資社もまた、資産やプロジェクトの再構築を検討中であり、特定のプロジェクトの売却を予定している。同社は自社が主導する2つのプロジェクトを売却する方針である。

 

さらに、ホアン・アイン・ザライ社(HAGL)も非効率的な資産の清算を検討しており、その一部として、プレイク市のホアン・アイン・ザライ・ホテルの売却を検討している。

 

専門家たちによると、クレジットの厳格化や資本市場の困難さ、そして銀行や社債の債務を抱える企業の増加を背景に、不動産開発業者がプロジェクトを売却して債務を返済する動きが増加しているという。

 

そして、このような取引やプロジェクトの譲渡は、今後数年間でさらに増加すると予想される。

 

サヴィルス社の研究部門長であるバー・ザン・フイン氏によれば、国内の企業は効率の低い資産の一部を売却する需要がある一方、これらの資産が外国の投資家にとって魅力的かどうかは、販売価格の交渉次第であるとの見解を示している。

 

 

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