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デーウーホテル・ハノイ、債務問題で再び売却か
<写真 : cafef.vn>
ハノイ市のデーウーホテル・ハノイを所有するボンセン(Bông Sen)社は、4兆8000億ドン(約292億5690万円)の債券問題解決のため、同ホテルを含む一連のホテルを売却する可能性が高まっている。
ボンセン社は2021年10月に発行された一連の債券に含まれる元本4兆8000億ドン(約292億5690万円)と利息約6700億ドン(約40億8370万円)の支払いが遅延した状態である。
これによって約27年の歴史を持つ同ホテルは再び新たな局面を迎えることになる可能性が高い。
同ホテルは1996年に5つ星ホテルとして、デーウー社の会長であるKim Woo-choong氏の指示の下で建設された。
完成後にはその壮大な規模でハノイ市の象徴として知られるようになった。
中心部の主要な位置に411の部屋を持つ同ホテルは、当時のハノイ市で最大のホテルであると同時に、そのクラシックな建築でビジネスマンや政治家からも注目を集めた。
同ホテルはダエハ(Daeha)という複合施設の一部として運営されていた。
所有者はベトナムと韓国の合弁会社であるダエハ社で、ベトナム側はハネル(Hanel)社、韓国側はデーウー社が代表していた。
しかし、デーウー社の経済的困難によってホテルの運営開始は遅れ、結果的に損失を出すこととなった。
2009年にはダエハ社の累積損失は31億6700万ドル(約4744億1970万円)に達していた。
その後の経緯は複雑で、デーウー社はハネル社に70%の株式を1億1100万ドル(約166億2790万円)でロッテに売却する提案を行ったが、この取引は成立しなかった。
その後、デーウーホテル・ハノイは複数回の所有者変更を経て、ボンセン社が株式の大部分を取得していた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。