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失業手当を受給するベトナム人労働者、大半が学位や資格無し
<写真:vneconomy.vn>
労働・戦傷病兵・社会問題省は2023年第3四半期の労働市場の報告書を発表し、その中で失業手当を受給する労働者のうち、資格や証明書を持たない者が65%を占めることを明らかにした。
この割合は第1四半期の67%や第2四半期の68.9%と比較して減少したが、依然として高い水準が続いている。
ベトナムの失業手当は失業者の生活を安定させ、新たな仕事を探すために支援する制度であり、基本手当や高齢者就職手当、特別一時金などがある。
同省によると、第3四半期に国内の失業者は107万9000人となり、第2四半期と比較して630万人増加した。
第3四半期には29万1350人が失業手当の申請を行っており、第2四半期から6万6136人減少したが、2022年同期比では3万161人増加している。
第3四半期に失業手当の受給が決定した労働者は約29万4443人で、そのうち5722人が職業訓練の支援を受けた。また、就職相談や紹介数は64万2733件に上っている。
失業手当を受給する労働者のうち資格や証明書を持たない者が最も多く65%を占めた。一方、大学以上の学歴を持つ者は15.4%で、第2四半期の13.1%と比較して増加した。
初級職業証明書を持つ者は7%、高等専門学校や専門学校の学歴を持つ者は6.3%であった。
産業別に見ると、加工製造業が失業手当を受給する労働者の最も多い分野で、42%を占めた。これは第2四半期の45.9%と比べて減少したが、依然として高い割合となっている。
次いで、その他のサービス業、農林水産業、卸売・小売業、建設業が続いた。
職種別に見ると、縫製・刺繍・関連職種、組み立て職種、会計職種、販売職種、電子技術職種が失業手当を受給する労働者の最も多い分野であった。
第4四半期には電子製品やコンピューター、光学製品の製造業、その他の非金属鉱物製品の製造業といった一部の産業で雇用が減少する傾向が予想されており、失業者や失業手当の受給者が更に増加する可能性があるという。
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