ベトナムへ200kg以上の麻薬を密輸、韓国人含む18人に死刑判決

2023年11月13日(月)12時40分 公開
ベトナムへ200kg以上の麻薬を密輸、韓国人含む18人に死刑判決

<写真:baophapluat.vn>

 

ホーチミン市裁判所は11日、麻薬の不法運搬に関与した18人に死刑判決を言い渡した。被告人の中には、韓国人2人と中国人1人が含まれている。

 

裁判によると、被告人らはカンボジアからベトナムに麻薬を密輸し、韓国に輸出するという国際的な麻薬組織の一員であった。

 

主犯はベトナム人のレ・ホン・ヴー被告(36)で、麻薬の運搬と偽造文書の使用の罪で死刑判決を受けた。

 

ヴー被告は2020年6月にカンボジア在住ベトナム人のベーという人物から麻薬の運搬を依頼され、多くの仲間を勧誘した。

 

ヴー被告はホーチミン市ビンチャイン郡にあるヴィラを麻薬の隠し場所として借り、別のアパートを麻薬の受け渡し場所として使った。

 

ヴー被告はベーから4回にわたって合計168kgの麻薬を受け取っていた。麻薬は水圧シリンダーや工業用機械の中に隠されており、ベーが運び屋に渡してヴー被告に届けさせた。

 

このうち39.5kgは韓国人と中国人のグループに渡し、残りの74kgはヴィラに隠していたが、警察に押収された。

 

韓国人と中国人のグループは、麻薬を韓国に運ぶために利益を得ることを目的としていた。

 

韓国人のキム・スンシク被告(63)とカン・ソンハク(30)被告は、中国人のリ・ティエングアン被告(58)の手助けをし、2020年7月にヴー被告から3回にわたって合計39.5kgの麻薬を受け取った。

 

麻薬はスンシク被告のアパートに持ち帰り、検査した後、恋人の家にある工場で花崗岩の板の間に隠した。

 

2020年7月18日夜、スンシク被告は恋人に対して、韓国へ輸出するために10個の花崗岩の板をカットライ港に運搬するように依頼した。

 

同日深夜、荷物を運搬するトラックが港で手続きをした際、当局によって麻薬が発見された。

 

スンシク被告は韓国の元警察官で、違反行為のために職を追われ、2000年から2016年までに何度も刑務所に入っていた経歴を持つ。

 

刑期を終えた後の2019年にベトナムに入国し、韓国に機械や建築資材を輸出入する会社を運営していた。

 

起訴状によると、2020年の初めにスンシク被告は韓国料理店で食事をした際にティエングアン被告と知り合った。

 

2020年6月にスンシク被告はティエングアン被告から麻薬の運搬を依頼され、1kgあたり500万ウォン(約57万6200円)の報酬で引き受け、元仲間のソンハク被告を引き入れた。

 

裁判所はこの麻薬組織が関与した216kgの麻薬のうち162kgを押収し、残りは被告人らが消費したと判断している。

 

 

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