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ベトナムでモルヒネの闇売買が横行、需要と供給の不一致が原因

2023年11月15日(水)13時50分 公開
ベトナムでモルヒネの闇売買が横行、需要と供給の不一致が原因

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナムではがん患者の疼痛緩和に使われるモルヒネが、厳しい規制にもかかわらず、インターネットや薬局で高値で売買されている。

 

モルヒネは麻薬にも分類される薬物で、保健省の厳しい管理下にあり、がん患者の末期における疼痛緩和のために、医師の処方箋に基づいて使用される。

 

しかし、モルヒネの需要と供給には大きなギャップがあり、患者や医療機関はモルヒネを入手するのに苦労しているという。

 

一方で、病院外ではモルヒネの闇売買が横行しており、ホーチミン市のいくつかの薬局ではモルヒネの注射液や錠剤が処方箋なしで販売されている。

 

価格は正規の価格の数十倍にもなっており、モルヒネの注射液は正規価格が7000ドン(約43円)なのに対し、薬局では12万〜25万ドン(約744〜約1550円)で売られているという。

 

また、Facebookなどのインターネット上でもモルヒネの売買が行われており、モルヒネの販売を専門にするグループがいくつも存在し、数百人のメンバーがいる。

 

グループではモルヒネの注射液や錠剤を高値で売りつける投稿が頻繁に見られ、モルヒネを探すがん患者や家族の投稿も多い。

 

モルヒネの売買に関わる人たちは、モルヒネが危険な薬物であることを知っているが、それでも利益を得るためにやめられないという。

 

モルヒネを必要とするがん患者や家族は痛みに耐えられないために、高値でもモルヒネを買うしかない状況となっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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