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ベトナムへのカシューナッツ輸入が急増、前年同期比で約50%増
<写真:vinacas.com.vn>
ベトナムは過去11ヶ月間で3億ドル(約425億4100万円)以上を投じ、世界中の多くの国からカシューナッツを大量に輸入した。
コートジボワールとカンボジアからの輸入が57.5%を占め、ベトナム市場に大量に流入している。
税関総局の暫定統計によると、同期間中にカシューナッツの生産・加工企業は約266万トン、30億7000万ドル(約4353億3670万円)を投じてカシューナッツを輸入した。
これは前年同期比で46.5%の増加、価値は19.2%増加している。ベトナムへの主要なカシューナッツ供給国はコートジボワールとカンボジア、ナイジェリア、ガーナ、タンザニアであった。
輸入構造には変化があり、カンボジアとタンザニアからの輸入は減少し、コートジボワール、ナイジェリア、ガーナからの輸入は増加している。
コートジボワールからの輸入量は85万トンに達し、金額は約9億1930万ドル(約1303億5990万円)で、前年同期比でそれぞれ86.6%増、56.7%増となった。
ナイジェリアからの輸入は量が133.2%増、金額が89.7%増加、ガーナからは71%増、45.5%増となっている。
一方でカンボジアからの輸入は61万3200トン、金額は約8億3530万ドル(約1184億4840万円)で、前年同期比でそれぞれ13.8%増、23.3%減となったが、同国は依然としてコートジボワールに次ぐカシューナッツの主要供給国である。
カシューナッツ輸入量が大幅に増加した理由として、専門家はカシューナッツの価格が低いため、企業が大量の原料を確保するために購入を進めたと指摘している。
ベトナムカシューナッツ協会によると、大半の加工企業は原料供給を自己管理していない。
国内のカシューナッツ供給は加工能力の約30%しかカバーしておらず、70%は輸入に依存している。
業界の発展を促進するためには原材料の開発に投資し、カシューナッツ生産者との購入契約を支援・締結することが必要である。
これによって外国からの粗カシューナッツ供給への依存を減らし、国内のカシューナッツ加工・輸出の競争力を高めることが可能になるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。