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ベトナムの米価格と輸出高が過去最高に、多くの国が輸入を増加
<写真:DAN VIET>
2023年9月にベトナム産米の輸出価格が初めてインドやタイを上回り、1500万ドン(約9万1270円)/トンに達した。また、ベトナム産米の輸出収入は近年で最も高くなり、約90兆ドン(約5476億3140万円)を記録している。
昨年同期と比較して、ベトナム産米の輸出は40.4%増の36億6000万ドル(約5435億7400万円)である。これは2022年全年の輸出実績である34億5000万ドル(約5123億8540万円)を既に上回っている。9月だけで見ても、米輸出は80%増の4億9500万ドル(約735億1620万円)である。
過去のデータと比較して、2011年に36億5000万ドル(約5420億8890万円)の輸出を達成するためには710万トンの米を輸出しなければならなかったが、今年の同額の輸出にはわずか660万トンの米で十分であった。
これは、ベトナム産米の輸出価格が今年初めから非常に高い水準を維持していたためである。
輸出先の国々の中で、フィリピンはベトナム産米の最大の消費国であり、全体の40.3%を占め、続いて中国が13.5%、インドネシアが12.4%である。EU諸国やアフリカ諸国も輸入の増加を示している。
近年、一部の輸入国がインフレ対策や国内生産の促進のための政策を強化している影響で、ベトナム産米の輸出価格は安定してきており、10月4日時点でのベトナムの主要な米の価格は、他国と比較しても依然として高い水準を維持していた。
国内の米市場においては、10月3日までの米価格は安定しており、一部の種類では前月と比較して僅かに減少しており、加工前後の米価格も変動がなく、安定している。
ベトナム農業開発省は、2023年最後の3ヶ月で約1000万トンの新米を収穫し、それを元に500万トン以上の米を生産する予定であり、この生産量は国内の消費を満たした上で、約150万トンの余剰米を輸出することが可能である。
ベトナムは輸出の機会を最大限に活用するため、稲作の生産性と品質を向上させるための施策を強化している。具体的には、秋の稲作面積を5万ha増加させる計画である。
同省の副大臣は、北中部の省での稲作に必要な水供給を確保し、植物の保護を強化する方針を明らかにしており、2023-2024年の冬春作の生産計画を策定し、2024年初めの輸出に備えることを強調している。
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