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ベトナムの銀行各行、24年から住宅ローン金利を引き下げ
<写真:cafef.vn>
2024年初頭からベトナムの多くの銀行が住宅ローンの金利を一斉に引き下げた。
この動きは住宅市場が最も困難な時期を過ぎたと予測される中での、需要喚起のための積極的な措置とみられる。
BVBankが年間5%という最も低い金利で住宅ローンを提供しており、この金利は新たに借入を行う個人客に適用され、3ヶ月〜12ヶ月の猶予期間が設けられている。
猶予期間終了後は変動金利が適用され、その範囲は2〜3.8%/年となる。
大手4行では住宅ローンの金利が前年末と比較して1〜1.5%下がり、2023年同期比で2〜3%低下した。
これらの銀行群の住宅ローン金利は現在、6.4〜7%/年の範囲で推移し、商業銀行のグループでは住宅ローンの金利が5〜10.5%/年の範囲で変動している。
外資100%の銀行では、住宅ローンの金利が6〜9.75%/年の範囲で変動し、優遇期間が終了すると、変動金利が9〜11.75%/年になる。
ベトナム国家銀行のダオ・ミン・トゥ副総裁によると、現在の金利水準は過去20年で最も低い水準にある。
この低金利の背景には、銀行間の競争や市場の実情が影響しているとされる。
このような金利引き下げの動きは、不動産市場の安定化と、将来的な好転への期待を示唆しており、特に住宅やアパートメントの需要は引き続き強いと見られている。
BVBankは金利引き下げについて、特定の顧客層に向けた戦略的な決定であると説明しており、年末の需要を捉えるため、魅力的な金利で住宅ローンを提供しているという。
また、BVBankは7兆ドン(約414億5090万円)の貸し出しパッケージや、即日審査の24時間フレキシブルローン、無手数料のビジネスアカウントパッケージなど、多様な優遇プログラムを提供している。
不動産市場の専門家たちは、市場が厳しい精査を経て、現実的な価値が高まっていると分析する。
特に住宅やアパートメントのセグメントでは、需要が依然として高い状況が続いており、これらの動向は市場が安定化に向かい、今後も好転することが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。