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ハノイの多くの道路、ピーク時には設計容量の8倍
<写真:toquoc.vn>
ハノイ市交通運輸局のチャン・フー・バオ副局長によると、同市内の多くの道路と交差点で交通の流れが非常に密集しており、設計容量を8倍も超える場所がある。
特に高架の環状3号線、チュオンドン橋、タインチー橋を渡る区間では、ピーク時にこのような現象が顕著に見られる。
同市における人口は約1000万人に達しており、登録されている車両は800万台以上に上る。
これには110万台の自動車と670万台以上のバイク、20万台の電動自転車が含まれ、これ以外にも他省からの120万台の車両が市内を通行している。
これらの車両と同市内で生活や仕事に従事している人々の大量の存在が、交通だけではなく、医療や教育などの社会インフラにも大きな圧力をかける状態にある。
同副局長は同市の交通用地が現在、全土地面積の12〜13%しか占めていないことを指摘し、計画では少なくとも20〜26%に達する必要があると述べた。
また、静的交通インフラは1%にも満たず、計画では3〜4%に達するべきであるという。
今後はテト(旧正月)に向けて他地方からの人々が首都に流入するため、交通渋滞がさらに予測しにくくなることが予想されている。
交通渋滞の主な原因として、インフラのキャパシティを超える交通量、重要なプロジェクトの実施に伴う道路の封鎖、市民の交通マナーの低さが挙げられる。
同市は対処策として、公共交通の利用促進と個人車両の使用削減、交通管理の科学的な改善、情報技術の活用、交通法規の遵守意識の向上、違反行為への厳格な対応など、6つの基本的かつ長期的な解決策を着実に実施している。
また、同市交通運輸局は同市警察と協力し、毎週木曜日に市内の交通状況を評価し、発生した問題へ即座に対処するための4つのタスクフォースを設置した。
テトまでの期間に交通渋滞を軽減するため、324箇所に交通指導を行う警察を配置する必要があるという。
同市は交通運輸局、同市警察、各区市町村の力を結集するための調整規則を発表し、情報技術とシミュレーションソフトウェアを活用して、既存の交通インフラの対応能力を最大化する計画を進めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。