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低価格住宅の需要増加、新たな市場サイクルの始まり
<写真:baomoi.com>
ベトナムの不動産市場は、低価格住宅が流動性の問題を解決し、市場を再活性化する段階にあるとされている。
最近の報告によると、新しい不動産市場のサイクルは、手頃な価格の住宅が主役となり、次の5年間で市場のバランスを取り戻すことが予測される。
これは実際の住宅所有を希望するコミュニティに焦点を当てた動きである。
過去10年間は高級住宅が価格の基準を支配してきたが、価格の継続的な上昇と収入の伸び悩みにより、特に若年層のベトナム人が住宅を手に入れることが困難になっている。
現在はホーチミン市の一戸建て住宅の価格が過去10年間で約7倍に跳ね上がり、2021年から2023年の間には1㎡あたり約3億3000万ドン(約198万1470円)に達した。
また、アパートの価格も過去10年で3倍に増加しており、供給は4倍以上に増えたにもかかわらず、現在の価格は1㎡あたり約7600万ドン(約45万6330円)になっている。
このような価格の高騰は、高級セグメントの製品に偏重し、手頃な価格の住宅製品が不足している市場の不均衡が一因とされる。
ホーチミン市不動産協会(HoREA)のレ・ホアン・チャウ会長は、高級住宅が市場供給の70〜80%を占めていることを認め、これが不動産価格の高騰と社会資源の浪費を引き起こしていると指摘する。
現在の市場では小規模な低価格住宅のニーズが高まっており、特に手頃な価格のアパートへの関心が高まっている。
ダットサインサービスの調査によると、購入者の78%が総価格に、22%が㎡あたりの価格に関心を寄せている。
この傾向は住宅所有を現実のものとするため、より小さな住宅単位が市場において重要な役割を果たすことを示す。
この動きは市場における新しい住宅サイクルの開始を示唆しており、手頃な価格の住宅が市場の流動性を改善し、より健全で持続可能な不動産市場の発展に寄与することが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。