ベトコムバンク、23年に41兆ドン超の利益
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<写真:cafef.vn>
2023年にベトコムバンク(Vietcombank)は、前年比10.4%増の41兆2440億ドン(約2476億9500万円)の税引き前利益を達成した。
この結果によって同行はベトナム銀行業界において新たな利益記録を樹立している。
同行の利益増加の主な要因は、リスク予備費の削減にある。
2023年に同行はリスク予備費を前年比で半減させ、第4四半期には約1兆5000億ドン(約90億840万円)のリスク予備費を戻し入れた。
これは2022年第4四半期に約1兆6790億ドン(約100億8340万円)を積み立てたこととは対照的となっている。
同行の2023年における純利益は、純金融取引収益が前年比2.2%減少したにも関わらず増加した。
純利子収入はわずか0.7%増の53兆6210億ドン(約3220億2630万円)で、信用ポートフォリオの拡大にも関わらず、資産の収益性が低下している。
サービス収入は15.5%減少し、外国為替取引収入も1.9%減少した。
一方で、証券取引活動は2022年の1150億ドン(約6億9060万円)の損失から、2023年には1240億ドン(約7億4460万円)の利益に転じている。
出資および株式投資からの収入は約28%増加し、2660億ドン(約15億9740万円)に達した。
その他の事業活動からの利益は10%以上増加し、2023年の総運営収入に2兆2720億ドン(約136億4470万円)貢献している。
不良債権は2023年12月31日時点で12兆4550億ドン(約747億9970万円)に達し、前年末から59.3%増加した。
これにより、貸出総額に対する不良債権比率は0.68%から0.98%に上昇し、不良債権カバー率は317%から230%に低下している。
同行は依然として業界で最も低い不良債権比率を維持しており、不良債権カバー率も業界最高水準である。
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