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ベトナム人にとってのテト、海外で過ごす寂しさに涙

2024年02月06日(火)15時14分 公開
ベトナム人にとってのテト、海外で過ごす寂しさに涙

<写真:dantri.com.vn>

 

テト(旧正月)はベトナム人にとって1年で最も重要なイベントであり、家族で過ごす掛け替えのない大切な時間である。

 

ベトナム人労働者が海外で過ごすテトは、家族と遠く離れた寒い夜に、1人で過ごすことの寂しさと戦う、雪の中で涙が凍るような経験となる。

 

日本の石川県で働くチュンさん(28)は、冷え切った手足を引きずりながら寮に戻り、孤独と舞い落ちる雪に自然と涙がこぼれ落ちた。

 

電話で画面越しに家族の姿を見て、テトの雰囲気を感じ取ろうとすればするほど、さらに涙がこぼれた。

 

最近は飛行機のチケットが非常に高額で、チュンさんが帰郷することはついに叶わず、初めて異国の地で1人のテトを過ごすという。

 

他の在外ベトナム人労働者も似たような心境を抱えている。

 

ドイツのシュツットガルトで就学するニーさんは、テトを外国で迎えることの寂しさを心の奥底から感じた。

 

友人たちとの食事会では一時的に楽しい時間を過ごすが、家族との電話で少しでも声を聞けば、通話が終わった後は深い寂しさに襲われる。

 

SNSで友人たちの楽しそうな写真を見るだけで、遠く離れた地での生活の孤独を一層強く感じるという。

 

テトが近づく時間は日に日に嬉しさや楽しさが増していく時間であるはずが、遠く離れた地では悲しさと寂しさが増していく時間に変わってしまった。

 

海外で働くベトナム人には多くの困難と挑戦、そしてテトという重要な時期に家族と離れて過ごすことの寂寥感がある。

 

しかし、この経験を通じて成長し、将来のためにより良い生活を築こうという強い意志を持っている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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