ホーチミンで横行する売春、オンライン化で摘発は困難

2024年03月15日(金)13時36分 公開
ホーチミンで横行する売春、オンライン化で摘発は困難

<写真:dantri-com-vn>

 

ホーチミン市には現在、ポン引き(客引き)をする女性が約66人いる17の通りが存在している。しかし、性的なサービス施設やインターネット上で売春を行う女性の数はそれよりもはるかに多い。

 

ホーチミン市労働・傷病兵・社会問題局の売春対策報告によると、2023年は公共の場における売春を取り締まるために210回の取り締まりが行われ、サービス業施設では48件の売春取引が摘発された。

 

当局は48件の中で、買春者128人と売春者155人、売春仲介者114人の合計397人を発見しており、290人に行政処分を下し、107人に対して刑事手続きを行った。

 

同市人民裁判所は売春関連で20件の裁判を行い、33人の被告に対して裁判を行い、同市人民検察院は35件を起訴し、30人に対して起訴状を提出した。

 

売春の違反は主にサービス業施設で発見されている。現在、同市には4526のサービス業施設があり、1万人以上の従業員が存在する。

 

いくつかの施設は変装して営業しており、女性の従業員が露出度の高い服装で性的魅力を振りまき、客を誘惑している。

 

2023年に文化・社会の合同チームが4200件の施設を検査し、文化、情報、社会の悪弊に関する行政違反を犯した1234の施設を発見した。

 

センシティブなサービスを提供する107の施設を検査したところ、性的な誘惑や挑発に関連する14の施設が発見された。

 

さらに、インターネットが性的なサービス施設や公共の場所よりも売春行為が広がる環境として特定されており、当局にとって多くの困難をもたらしている。

 

仲介者はテクノロジーを利用して、省を越え、国を越え、ベトナムの領土外に広がる売春ネットワークを構築しているという。

 

2023年12月27日には、主犯2人がソーシャルメディアを利用し、自身のネットワークに所属する大学生、モデル、美女コン優勝者といった有名人の売春を斡旋していた組織が摘発された。

 

組織はメッセージングアプリを使用して、ソーシャルメディアのプロフィールや画像を客に送り、秘密裏に売春を取り仕切っていた。

 

最終的には売春者と買春者が直接連絡を取り合うため、当局が発見するのが非常に難しい。

 

同市市労働・傷病兵・社会問題局によると、ベトナムの売春に関する法律体系が時代遅れであるため、売春に関連する多くの行為が適切に調整されていない。

 

そのため、同局は国会と政府に2003年の売春防止条例、および条例の実施に関する詳細規則を定める2004年10月15日の法令178/2004/NĐ-CPの改正や補足、または売春防止法を新たに制定することを提案した。

 

また、同局は男性売春、同性間の売春、性的刺激や誘惑を行うサービス業の施設の容認、売春防止に関する誓約書の未登録サービス業の施設に対する厳格な処罰措置の強化など、新たな規制を提案している。

 

 

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