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ミーディン国立競技場の巨額債務、滞納税金の凍結に根拠なし
<写真:nld.com.vn>
ベトナム財務省は最近、政府事務局にミーディン国立スポーツコンプレックスの土地使用料の債務に関連する文書を送付した。
同省によると、2023年11月30日時点で、同スポーツコンプレックスは税金で9417億ドン(約57億5626万円)の債務がある。
内訳は土地使用料4752億ドン(約29億472万円)、法人所得税72億ドン(約4401万円)、行政違反罰金9億7400万ドン(約595万円)、延滞金4582億ドン(約28億81万円)となっている。
滞納税金の凍結と延滞金の非課税についての要請に対して、同省は税務管理法に基づく滞納税金の凍結が許可されるケースに、同スポーツコンプレックスは含まれず、滞納税金や土地使用料の延滞金の非課税には根拠がないとの立場を示した。
そのため、税務当局は文化・スポーツ・観光省からの提案に従って、これらの滞納金に関する凍結や延滞金の非課税を行う根拠がない。
同スポーツコンプレックスは2002年第1四半期に建設が開始され、2003年9月に竣工した。施設にはミーディンスタジアムと水泳競技場が含まれ、5300万ドル(約80億1824万円)相当のスポーツ施設である。
2018年に政府監査は施設の多くの不正行為を指摘した。監査結果によると、同施設は無許可で土地を賃貸し、競売や価格の公表を行っていない。また、短期および長期の土地賃貸契約に関する土地使用料の申告や納付も行っていなかった。
2023年の文化・スポーツ施設の建設、管理、利用に関する国会文化・教育委員会主催の説明会で、文化・スポーツ・観光省のグエン・ヴァン・フン大臣は、同施設の税金滞納について指摘した。
同大臣によると、ミーディン国立スポーツコンプレックスに対する税金の強制徴収は非常に困難であり、同省は公共資産の効率的な利用と公共投資、特に同スポーツコンプレックスを含む総合的な計画の策定を指示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。