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ピークシーズンに航空機が不足、価格の上昇も懸念
<写真:thanhnien.vn>
ベトナムでは観光業界が年間の繁忙期に向けて準備を進めている一方で、航空会社は広範囲にわたる航空機不足という大きな課題に直面している。
1日午後に開催された交通運輸省の第1四半期業務会議および第2四半期の重点任務展開会議で、ベトナム航空局のディン・ベト・タン局長は、航空会社が広範囲にわたる航空機不足に直面していることを報告した。
計算によると、2024年夏のピーク時には約2400万〜2600万席が必要であるが、通常の運用では航空機24〜26機が不足する見込みである。
航空機のリースが不足しているだけではなく、価格の上昇も懸念されている。
テト(旧正月)前にはA321のリース料金が1時間あたり2300ドル(約35万円)であったが、現在は4000ドル(約61万円)に上昇した。
航空機不足を埋める計画に関連して、ベトナム航空のダン・アイン・トゥアン副社長は、5月に30機目のワイドボディ機を受領する予定であることを明らかにした。
バンブー航空もピークシーズンに数機をウェットリースする計画を立てているが、パートナーに依存しており、世界的に航空機のリースが不足しているため困難である。
一方、ベトラベル航空は4月30日と5月1日の休日に向けてフライトの頻度を上げた。同時に航空券価格の過度な高騰を抑えるための多くのプロモーションや割引を展開している。
しかし、休日の航空券価格は多くの家族にとって高額であり、テトのピーク時と同様の価格まで値上がりした。
ベトナム航空は、航空券価格の上昇を慎重に適用し、市場への混乱を避けるよう努めたというが、現在の航空券価格はパンデミック前と比較して高くなっている。
理由としては、燃料、材料といった入力コストの多くの要因が非常に高いレベルで増加していることが挙げられる。
具体的には、燃料価格がバレルあたり100ドル(約1万5165円)以上の高水準にあり、不利な為替レートの変動が続いている。
米ドルの利率が高く、金融費用に直接影響し、間接的には航空機リース費用にも影響を与える。
これらの問題は航空会社がコストを管理し、利益を維持するための大きな圧力を生みだす。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。