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仮想通貨に関する脅迫事件、13年の懲役刑を宣告
<写真:plo.vn>
ハノイ市人民裁判所は、ゴー・ティー・キム・ロアン被告(63)に対して、脅迫を伴う財産強奪の罪で13年の懲役刑を言い渡した。
同様の罪で、グエン・チョン・チン被告は13年、レー・ベト・ハイ被告は11年、レー・カック・ヒエン被告とダン・トゥアン・ナム被告、グエン・フン・トゥイ被告はそれぞれ10年の懲役刑が宣告された。
裁判所は、被害者のハー・ディン・ダット氏(27)が負債を完全に解決しなかったことが事件の一因であると指摘し、これがロアン被告との間での紛争につながったと述べている。
事件の背景となるのは、ロアン被告がダット氏を通じて仮想通貨取引のアドバイスを受け、投資を開始した2019年12月まで遡る。
ロアン被告が自身のデジタルウォレットを確認した際に、イーサリアム139ETHが不明になっていることに気が付いた。
現時点で、139ETHの価値は90億ドン(約5500万円)に相当する。
ロアン被告はダット氏がETHを奪ったと疑い、複数回にわたってダット氏に接触を試みたが、ダット氏は面会を避けたという。
そのため、ロアン氏は2021年6月にヒエン被告とハイ被告に債務回収を依頼した。
2022年3月初旬に、ロアン被告はダット氏と再び連絡が取れなくなったため、再びヒエン被告とハイ被告に債務回収を依頼し、チン被告にも関与を求めた。
ヒエン被告らはダット氏が奪ったとされる139ETHの金額をベトナムドンに換算し、その半額を報酬とする条件で合意した。
2022年3月22日、ロアン被告はダット氏に会い、債務を解決するために不動産や車などの価値ある資産を譲渡するように求めた。
しかし、ダット氏は資産を持っていないため、友人から5000万ドン(約30万円)を借りて支払った。その後、ダット氏はトイレに行くふりをして警察に通報した。
裁判中、ロアン被告は強盗行為を否定し、ダット氏との間に金銭の授受に関する事前の合意はなかったと主張した。
ロアン被告はまた、ダット氏が自身と親子のような関係を築いたため、ダット氏に仮想通貨投資のための資金を託したが、全額が不明確な形で失われたと語った。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。