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ベトナム観光業の明るい展望、大手ホテルが投資拡大
<写真:tuoitre.vn>
世界の大手ホテル経営グループ各社が、ベトナム観光業の明るい展望を見て、ベトナムでの存在感を高める計画を立てている。IHGホテルズ & リゾーツは、2024年中にベトナムで新たに2つの高級ライフスタイルホテルブランド「ホテルインディゴ」と「ヴィネットコレクション」を立ち上げることを発表した。
この2つのブランドがベトナム市場に参入することは、グループの拡大と発展戦略の一環であり、1つのホテルはまもなくホーチミン市の中心部で開業し、もう1つはユネスコの世界文化遺産に近いホイアン市で開業する予定である。
同グループ代表によると、この動きはベトナムでのホテル宿泊需要の増加に対応するためであり、2つの新ブランドの発表に加え、他省や都市でもホテルの開発と拡張を続ける予定であるという。
クアンニン省では2025年と2026年に2つの新たなホテルを開業し、ビンフック省でリゾートプロジェクトを計画しており、これはベトナムにおけるグループ初のバレーリゾートプロジェクトとなる。
同グループ東南アジアおよび韓国担当運営上級ディレクターであるポール・カニングハム氏によると、同グループでは運営中の18のホテルに併せ、26のプロジェクトが進行中である。ベトナムでの素晴らしい成長機会を見出し、ハロン湾やホイアン、ビンフックなどの新たな目的地への拡張を決定したという。
また、他の大手ホテル経営グループであるマリオットもベトナムでの拡大を強化している。同社のアンソニー・カプアノ代表は2023年末のベトナム訪問で、ベトナムにおける長期的な投資と発展を続けることを約束した。
同社はハノイ市やホーチミン市、ダナン市、フーコック市などで20の新しいホテルとリゾートを開業する予定であるという。同社は現在、JWマリオットやル・メリディアン、シェラトンといった、8つのグローバルブランドに属する16のホテルとリゾートをベトナムで管理している。
2024年初頭に発行された「アジアホテルブランドブループリント」によると、特にインドやベトナム、タイでホテルの建設と開業プロジェクトの数が急増しており、これらの地域に国際的に有名なホテルブランドからの投資が続いている。
ベトナムにおけるホテル業の成長は、国内需要が依然として強く、アジアの高所得層とGDPの増加に伴い、ベトナムが多くの国際観光客を引き付けていることによる。2024年第1四半期にベトナムへの国際観光客数は460万人に達し、パンデミック前の2019年同期を上回った。ベトナムは2024年に1800万人の観光客を迎える目標を達成するため、観光業の回復に努めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。