ベトナムの航空券価格、夏のピーク時料金が緩和

2024年05月20日(月)07時00分 公開
ベトナムの航空券価格、夏のピーク時料金が緩和

<写真:vtv.vn>

 

ベトナム航空局によると、夏のピーク時の航空券価格が大幅に緩和され、4月末連休時の約半分にまで低下したという。

 

特にホーチミン〜ハノイ間の路線は、片道料金が140万ドン〜160万ドン(約8570〜9800円)程度となり、通常の水準に戻っている。

 

依然として高額な航空券もあるが、安価な料金帯が増え、乗客の選択肢が広がった。

 

航空券価格の低下は座席数、便数、飛行時間の増加によるものであり、各航空会社は毎晩21時以降の遅い時間帯で増便し、販売を強化している。

 

ハノイ、ホーチミン、ダナン、ニャチャン、クイニョンといった観光地への便が重点的に増便された。

 

ベトナム航空局は現在の高額な航空券価格の主な原因として、原材料費の高騰と深刻な機材不足を挙げている。

 

特にピーク時には需要が供給能力を超過するため、航空券の価格が上昇する。

 

こうした困難に対処するため、航空会社は定期メンテナンスの前倒しや機材の追加リースなど、さまざまな対策を講じ、短期間での機材拡充も試みている。

 

しかし、ベトナム航空局の幹部によると、夏のピーク時に向けた追加リースは多くの課題に直面している。

 

パンデミック前後と比較して、機体のみのリース料金が20〜30%上昇しており、フルサービスのリース料金も旧正月ピーク時の倍に達した状態である。

 

これに先立ち、ベトナム航空局は1月1日から4月30日までの国内航空券の価格調査結果を交通運輸省に報告している。

 

同報告によれば、規定に違反する価格設定は見られず、価格の表示および申告は規定通りに行われていた。

 

 

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