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高額すぎるベトナムの航空券、タイとの違いは何故
<写真:metaeventtravel.vn>
チケット販売アプリや航空会社の公式サイトを調査した結果、タイ国内線の航空券はベトナム国内線と比較して、同じフライト日時に飛ぶ場合であっても、1.6〜2倍安いことが明らかになった。
この価格差は日時だけではなく、同じクラス、同じ格安航空会社を使用し、首都から海辺の都市や有名な観光地までの便を比較したものである。
具体例として、ハノイ〜ダナンとバンコク〜チェンマイの比較では、前者が250万〜270万ドン(約1万5400〜1万6600円)であるのに対して、後者は130万〜140万ドン(約8000〜8600円)となっている。
ベトナム国内線の価格には、航空券代金に加え、タイの約4倍となる税金と手数料の135万ドン(約8300円)が含まれる。
ベトナム国内線では約3〜4社が運航しており、そのうち2社が市場シェアの90%を占めている。
一方、タイでは12社の航空会社が存在し、そのうち6社が主要な運航会社で、他の6社はチャーター便などで不定期に運航している。
タイ政府は観光業の発展に力を入れており、航空業界を大いに支援しているため、航空会社には競争力があり、価格も低く抑えられているという。
べトラベル航空のチャン・フイ・コン開発部長によれば、タイの航空会社は価格競争が激しいため、タイの消費者は低価格の航空券を享受している。
タイでは国内旅行客が2023年に6400万人に達し、ベトナムの4000万人を大きく上回った。また、国際観光客も多く、ベトナムの2.5倍に達している。
これらの要因によってタイの航空会社は、低価格の航空券を提供しても利益を出すことが可能であるという。
タイ政府は2023年初頭から航空券のコスト削減に向けた施策を打ち出しており、タイ民間航空局は地上処理業者の追加や未使用のフライトスロットの返還、新しい航空機の購入、国内の整備センターへの投資促進などを推進している。
タイの航空会社は安価な航空券で多くの観光客を引き寄せており、トラベロカのデータによれば、タイは夏の3ヶ月間で最も多くのチケット予約があった国である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。