ベトナムの麻薬犯罪、ドローン活用でハイテク化

2024年06月12日(水)07時00分 公開
ベトナムの麻薬犯罪、ドローン活用でハイテク化

<写真:dansinh.dantri.com.vn>

 

公安省麻薬取締局(C04)のグエン・ヴァン・ヴィエン局長によると、麻薬犯罪がハイテクを活用する傾向が強まり、その手口はますます巧妙化し、発見が困難になっている。

 

7日、C04はハノイ市で「高度技術を利用した麻薬犯罪の認識と対策」というテーマでシンポジウムを開催した。

 

ヴィエン局長は麻薬犯罪がソーシャルメディア(Facebook、Instagram、Telegram、Snapchat、Wechatなど)を利用して麻薬の売買や使用を組織し、誘引している現状を報告した。

 

また、組織はライドシェアやタクシーなどの配達サービスを利用して、取引の発見や逮捕を回避しようとしているという。

 

麻薬は食品や飲料、ハーブに偽装されて販売されていることが多く、若者に人気のあるハッピーウォータやケーキなどの形で提供される。

 

これらの製品には大麻のエッセンシャルオイルや合成薬物が含まれている。

 

公安省の指示に基づき、麻薬取締局は各地方の公安機関に対して、ネット空間での麻薬犯罪の取り締まりを強化するための指導を行っている。

 

2024年上半期には、全国の麻薬取締警察が2527件の事件を摘発し、4813人の容疑者を逮捕した。

 

これにより、ネット空間での麻薬犯罪活動を行っていた11の拠点が摘発された。

 

バクニン省では麻薬の配送にドローンを利用していたケースも摘発されている。

 

犯人はドローンを使って顧客から金銭を受け取り、対応する量の麻薬を配達していた。

 

現場からは1.6g以上のヘロインが押収された。

 

犯人の妻が所有する農場の捜索では、約190gのヘロインや合成麻薬、ドローン1機、車1台、空気銃1丁、警棒などの関連物品が発見されている。

 

 

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