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ヨーロッパ〜ベトナムの麻薬密輸組織を摘発|ハノイ市警察
<写真:Tuoi Tre>
ハノイ市警察はヨーロッパ諸国からベトナムへ食品や家電製品に偽装して麻薬を密輸していた組織を取り締まり、4人の容疑者を逮捕するとともに合成麻薬62kg以上を押収した。
同市警察の報告によると、5月4日〜7日に掛けて行われたフンイエン省警察との連携捜査によって同省在住のホアン・ティエン・ズン容疑者(27)とチャン・ヴァン・トゥアン容疑者(19)、ダオ・ゴック・ロン容疑者(35)、レ・ティ・フエン容疑者(25)が逮捕されている。
ズン容疑者は麻薬密輸を隠すことを目的として、同省に精製水を提供する代理店と夜食屋を設立し、施設を麻薬の受け渡しの場所として使用していた。
トゥアン容疑者は密輸された麻薬の販売を直接手助けし、ロン容疑者はヨーロッパ諸国のブローカーと取引するためにトゥアン容疑者の仲介役として行動していたことが明らかになっている。
3月23日に同市警察は税関と連携し、オランダからノイバイ国際空港に輸送された合成麻薬約40kgを含む小包を押収した。
報道によると、小包の受取人はハノイ市在住のホア・ティエン・ファットという人物になっていたが、同市警察は本当の受取人がズン容疑者であることを突き止めた。
約1ヶ月後にハノイ市の空港税関はチェコから輸送されたビール10カートンとPC1セットの中に隠された麻薬を発見した。
荷物の受取人はハノイ市在住のグエン・チエン・タンという人物であったが、同市警察はズン容疑者が受取人である可能性が高いと判断している。
5月4日にフンイエン省警察は、同省ヴァンザン(Van Giang)郡でビールの空き缶やコーヒーメーカーに隠された合成麻薬約20kgを押収し、ズン容疑者の妻であるフエン容疑者を逮捕した。
その後、ハノイ市警察と同省警察はフエン容疑者の証言と証拠品から他の容疑者3人を逮捕している。
ズン容疑者の夜食屋からは合成麻薬0.13gと多くの麻薬使用用具が押収された。
容疑者全員がヨーロッパからベトナムに合計62kg以上の合成麻薬を密輸したとして罪を認めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。