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空輸での麻薬密輸が増加、2023年の押収量は現時点で500kg超

2023年05月12日(金)11時22分 公開
空輸での麻薬密輸が増加、2023年の押収量は現時点で500kg超

<写真:VnExpress>

 

ベトナムでは航空機による薬物の密輸が規模や量、手口ともに増加しており、2023年初以降の押収量は500kg以上に上っている。

 

11日に密輸・貿易詐欺・偽造対策国家運営委員会の会合が開催され、税関総局が同委員会の議長を務めるチャン・ルウ・クアン副首相に対して報告を行った。

 

ベトナムでは麻薬の密売や輸送、所持の状況が非常に複雑化しており、当局による新薬リストの更新も追いついていない状態である。

 

公安省が4月27日に発表した内容によると、ベトナムでは今年1月〜4月に過去5年間の合計よりも多い空輸による麻薬が押収された。

 

ベトナムは過去5年間で合成麻薬1300kg以上とケタミン1万7000kg以上、ヘロイン30kg以上、メタンフェタミン61kg以上を押収し、容疑者110人を逮捕している。

 

また、同国には薬物中毒者20万人が存在し、6万人が違法薬物を使用しているという。

 

最近では3月16日にタンソンニャット国際空港国境ゲートの税関が、フランスから到着したベトナム航空客室乗務員4人の荷物に隠されたエクスタシー8kg以上とコカインとケタミン3kg以上を発見した。

 

4月24日にはハノイ市でカナダからビタミンCの小瓶に偽造した大量のMDMAを受け取った容疑者2人が逮捕され、容疑者自宅からは更にMDMA433錠と大麻樹脂800g、ケタミン6.2gが発見されている。

 

ベトナムへの麻薬空輸の首謀者の大半が海外在住のベトナム人で、密輸は国内の犯罪者と共謀して行っているという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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