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ギャンブルの借金返済目的で麻薬密売、ベトナム系カナダ人ら6人を逮捕
<写真:VnExpress>
ホーチミン市警察は23日、カンボジアでギャンブルに負けて借金を負い、返済のために同国からベトナムへ麻薬数百キロを密売していたベトナム系カナダ人のチュー・バー・チュン容疑者(39)を逮捕したことを発表した。
同容疑者の他にも麻薬密輸組織の一員であるチュオン・ゴック・マイ容疑者(28)とグエン・ヴー・カイ・ホアン容疑者を含む5人も逮捕されている。
同警察によると、今回の逮捕に至るまでに数ヶ月の捜査と数百人の警察官を要したという。
2022年9月、同警察は麻薬を運搬していたマイ容疑者を同市5区のドーゴックタイン(Do Ngoc Thanh)通りで現行犯逮捕し、覚せい剤12kgを押収した。
その後、同警察は4区のマイ容疑者自宅から麻薬63.5kg、同市内の住宅数軒から麻薬計85kgを押収し、複数名を逮捕している。
チュン容疑者はニャチャンへの逃亡を試みたが、当局により逮捕された。
同容疑者は「麻薬密売は2019年にカンボジアのギャンブルで大負けしたことが発端」と供述している。
捜査当局によると、同容疑者は借金返済のためにホーチミン市の顧客に麻薬を密売するようになり、1回の配達で100~200ドル(約1万3000〜2万7000円)の報酬を受け取っていた。2020年以降はカンボジアで麻薬5~30kgを受け取り、同市内特定の場所へ運搬していたという。
その後、同容疑者は業務を拡大するためにマイ容疑者に麻薬運搬を手伝わせ、2022年3月にタックという正体不明の男から4億ドン(約230万円)を借金したホアン容疑者も犯行に加わった。
ホアン容疑者は国境付近で麻薬を受け取ってホーチミン市にいるチュン容疑者とマイ容疑者の元に麻薬を運搬し、1回の配達で1億〜2億ドン(約57万〜115万円)の報酬を得ていたという。
現在、この事件に関するさらなる捜査が進められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。