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ベトナム夏の旅行シーズン、運賃低下も航空チケット売れず
<写真:vaba.com.vn>
ベトナムは夏の旅行シーズンを迎えているが、国内の航空便における乗客の予約率は低調なままである。
運賃が下がっているが、依然として多くの便で客席が埋まっていない。
ベトナム民間航空局の最新報告によると、6月15日〜7月15日の期間における国内航空路線の予約率は平均的に低い水準にとどまっている。
直前の日程では予約率が高くなるが、それも観光地への一部路線に限られた状態である。
具体的なデータでは、14日時点でハノイとホーチミンから地方への便の予約率は、直前の週末である15日~17日には約50%を超えたが、それ以外の日では20〜40%にとどまっている。
一方で、ハノイやホーチミンから観光地への路線では平均以上の予約率を示している。
15日のデータでは、ハノイ〜クイニョン路線が80.7%、ハノイ〜フーコック路線が74.9%、ハノイ〜ニャチャン路線が73.3%、ホーチミン〜ニャチャン路線が77.7%であった。
地方からハノイやホーチミンへの便も同様の傾向を示し、直前の日では60%以上、その他の日では20~40%の予約率となっている。
特に観光地からの路線では高い予約率が見られ、ニャチャン〜ハノイ路線は15日が70.5%、16日が75.7%、フエ〜ハノイ路線は15日が76.9%、16日が93.4%である。
また、クイニョン〜ハノイ路線は15日が89.4%、16日が87.5%、ドンホイ〜ホーチミン市路線は15日が82.5%、16日が88.3%となっている。
ベトナム民間航空局によると、航空会社が提供する電子チケットの多くが基本運賃の最大値よりもかなり低い価格で提供されているという。
15日のハノイ〜クイニョン路線の運賃は、税金や手数料を除き190万ドン〜240万ドン(約1万2680〜1万4760円)であり、これは最大値の289万ドン(約1万7770円)の67%〜83%である。
ハノイ〜フーコック路線では、税金や手数料を除き270万ドン〜340万ドン(約1万6600〜2万910円)であり、最大値の400万ドン(約2万4600円)の69%〜87%となっている。
出発日が遠い日程では、さらに低い価格の運賃が多く公表されており、早めに予約することで、多くの選択肢が確保可能である。
早期予約は、乗客にとって便の確保や運賃の選択肢を増やすだけではなく、ベトナムの航空各社がリソースを効率的に配分するとともに、運航を最適化し、キャンセル便を減少させ、航空機の数が減少した現状において運航の負担を軽減するのに貢献する。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。