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4000万円超の不正外貨持ち込み、ベトナム系英国人を起訴
<写真:baomoi.com>
ベトナム系英国人の女性が20万ポンド(約4085万円)以上の外貨を、ノイバイ国際空港で申告せずに持ち込もうとしたとして起訴された。
ハノイ市人民検察院は、英国籍のグエン・タイン・フエン被告を、2015年刑法第189条第3項に基づき、国境を越えての不正な通貨運搬の罪で起訴した。
フエン被告はロンドンに住居を持っているが、ハノイ市タイホー区トゥイクエ通りにも住所がある。
起訴状によれば、2023年11月30日午前6時頃、同空港の入国手続きチームと同市公安局の汚職、経済犯罪、密輸、環境犯罪捜査部門が共同で、航空路で出入国する人々の荷物を監視していた。
この際にフエン被告がベトナムに入国しており、荷物を受け取った後に申告が不要な貨物用の通路を通過し、税関での申告を行わなかった。
しかし、フエン被告の荷物がスキャンされた際に、多数の紙束が確認され、外貨の疑いが持たれたため、税関の検査室で詳細な検査が行われた。
その結果、フエン被告の荷物から合計21万5000ポンド(約4391万円)の外貨が発見されたという。
ベトナム国家銀行の通達15/2011によれば、フエン被告は出入国時に申告が必要な外貨の上限を超える21万899ポンド(約4308万円)を申告していなかった。
同空港の税関はフエン被告の違反を記録し、全ての証拠とともに同市公安局に引き渡し、さらなる調査が行われた。
フエン被告は捜査当局に対し、1979年に英国に渡り、1982年に英国籍を取得した後、家族を訪問するために何度もベトナムに帰国していたと供述している。
また、摘発された外貨はビジネスで得た資金であり、ベトナムでの住宅購入とロンドンでの販売を目的とした商品の購入のためであったという。
フエン被告は英国出国時にもベトナム入国時にも、必要な手続きを何も行っていなかった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。