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危険な食肉細菌に感染した男性、重篤な状態に

<写真:dantri.com.vn>
ナムディン省在住の男性患者(64)が「食肉細菌」に感染し、危険な状態で入院していることが報告された。男性はショック状態と多臓器不全に陥り、108中央軍病院の集中治療科で緊急治療が施されている。
男性は農作業中に水に触れたことで足の傷から感染し、急速に感染が進行した。数時間後には傷口の周囲が赤く腫れ、痛みが増し、水疱や壊死が生じた。
家族によれば、作業から帰宅後わずか数時間で、感染が足から左腿にまで広がったという。
医師たちは男性を診断し、壊死性筋膜炎による重度の中毒性感染症と判断し、即座に人工呼吸器を装着と血液透析を行い、感染した皮膚と筋膜を広範囲に切開した。
検査の結果、男性の血液から危険な食肉細菌として知られるビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)が検出された。
この細菌は、主に熱帯や亜熱帯の沿岸部の塩水や汽水に生息し、水温が20度以上になると活発になる。人々は汚染された水や土壌に開放性の傷を持つ状態で触れることで感染する可能性が高い。
また、生の牡蠣など細菌を含む食品を摂取することでも感染するリスクがある。特に慢性疾患や免疫力低下、糖尿病の患者は感染しやすい。
ビブリオ・バルニフィカスに感染すると、数時間から数日で患部が赤く腫れ、激しい痛みや水疱、急速な壊死が発生し、全身に中毒症状が広がることがある。これによりショック、血圧低下、多臓器不全、昏睡、さらには死亡のリスクが高まる。
治療において、抗生物質の早期使用が重要である。フロリダ州での62例の報告によれば、入院後24時間以内に抗生物質を使用した場合の死亡率は約33%であったが、24〜48時間以内では53%、48時間以降では100%に上昇したという。
医師によると、細菌から身を守るためには、生の海産物を避け、開放性の傷を持つ状態で海水や汽水に触れてはいけない。
特に免疫力が低下している人々はより一層の注意が必要である。また、汚染の可能性がある環境に触れた場合は、石鹸と清潔な水で傷を洗浄することが推奨される。感染の兆候が現れた場合は早急に医療機関で診察を受ける必要がある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。