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ベトナムの鉄道会社、増収も利益減少
<写真:tuoitre.vn>
2024年第2四半期において、ハノイ鉄道(HRT)とサイゴン鉄道(SRT)の両社はそれぞれ数千億ドンの売上を記録したが、純利益はわずか数十億ドンに留まった。
SRTの四半期報告書によれば、売上は約5260億ドン(約32億860万円)で、前年同期比で約24%増加した。しかし、純利益は約49億ドン(約2989万円)にとどまり、前年同期比で56%以上減少した。この主な原因は、販売費や企業管理費などの諸費用の増加によるものである。
SRTの経営陣は、2024年第2四半期の総費用が前年同期比で約26%増加したと述べている。この増加の背景には、原材料費の上昇や、土砂崩れなどのトラブル対応による顧客サービス費の追加、鉄道交通運営費の上昇などがあるとされる。
同様に、HRTの2024年第2四半期の売上も24%増加し、7780億ドン(約47億4580万円)に達したが、純利益は60億ドン(約3660万円)にとどまり、前年同期の254億ドン(約1億5494万円)から大幅に減少した。
HRTの経営陣は、燃料単価が前年同期の1リットルあたり1万6900ドン(約103円)から1万8600ドン(約113円)へと10%上昇したことが、両社の利益減少に大きく影響していると説明している。
2024年上半期のHRTの純利益は253億ドン(約1億5433万円)に達し、年間目標の2倍以上となった一方、SRTの純利益も378億ドン(約2億3058万円)に達し、年間目標の3倍以上を記録している。
なお、2024年上半期におけるSRTの社長であるダオ・アン・トアン氏の報酬は2億8300万ドン(約172万6300円)、タイ・ヴァン・トゥエン氏の報酬は2億4700万ドン(約150万6700円)であると報告されている。一方、HRTの報告書には役員報酬に関する記載はない。
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