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ホーチミンで落書きの外国人、2人を国外退去処分
<写真:vov.vn>
ホーチミン市の中心部でスプレーペイントによる落書きを行ったとして、外国籍の若者2人が行政処分を受けた上で、ベトナムから強制退去させられることが決定された。
7月27日午後、ホーチミン市1区警察は、ニュージーランド国籍のT.T.(24)とフランス国籍のE.P.(26)に対して、行政処分を行ったことを発表した。
また、追加の処分として、2人に国外退去を命じた。
事件は7月22日午後11時頃、同区警察が巡回中に発見したもので、T.T.はグエンタイビン街区にある店舗のシャッターにスプレーペイントで落書きをし、E.P.はその近くで見張りをしていた。
現場では、警察が23本のスプレーペイント缶を押収し、2人を警察署に連行した。
調査によると、2人は同区内のホテルに滞在していたが、ホテル側は一時的な宿泊情報を当局に報告していなかった。
取り調べの中で、T.T.は2023年5月以降に6回入国し、同年初頭からグラフィティに興味を持ち始め、インスタグラムで作品を頻繁に投稿していたことを明らかにした。
ホーチミン市滞在中には、公園や民家のシャッター、空き地のフェンスなどにグラフィティを描いていた。
E.P.は7月19日にT.T.とソーシャルメディアを通じて知り合い、共通の趣味を共有した後、22日夕方にビールを飲みに行き、その後に落書きを行う計画を立てた。
警察の調査によると、T.T.のインスタグラムアカウントは2000人以上のフォロワーを持ち、韓国、インドネシア、ベトナムなどの国でのグラフィティ作品が多数投稿されていた。
同区警察は公共の場でのスプレーペイント行為が、ホーチミン市の美観に悪影響を及ぼしていると判断し、厳重な処罰を決定した。
また、2人に対して、すべての落書きを消すことを求めるなどの補償を求めた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。