おすすめのプロモーション
多くの地域がカドミウム汚染、ロンアン省が土壌汚染に懸念
<写真:msn.com>
ロンアン省人民委員会は4日、同省内で実施された土壌汚染調査プロジェクトの結果を公表した。この調査では、812件の土壌サンプルのうち31件が汚染されていることが明らかになり、そのうち21件がカドミウムによる汚染であった。
調査によると、汚染された土壌は省内の10の郡や市に分布しており、特にヴァムコー川下流地域のカンドゥオク郡では7件、タンチュー郡では6件、カンジュオク郡では4件のサンプルがカドミウム汚染を示した。
さらに、812件のサンプルのうち81件が汚染の危険があるとされ、48件がヒ素、31件がカドミウムによるものであった。カンドゥオク郡では23件、チャウタイン郡とタンフン郡ではそれぞれ11件のサンプルが汚染の危険があるとされた。
調査された372件の水サンプルのうち111件が汚染されており、特に有機物の汚染が顕著であった。具体的には、90件がBOD5、89件がCOD、64件がアンモニウムイオンで汚染されていた。
水質汚染が多い地域は、カンドゥオク郡が18件、カンジュオク郡が15件、タンタイン郡が12件などであった。
汚染源に関する評価では、工業地帯や集約的な農業地域での土壌汚染が顕著であることが明らかになった。工業地帯では42ha以上、集約的な農業地域では239ha以上の土壌が汚染されている。また、水産養殖地域でも600ha以上の土壌が汚染されていることが判明した。
調査結果によれば、下流地域や工業地帯が集中する地域で土壌汚染が深刻である。カンドゥオク郡では673ha以上、ドゥクホア郡では376ha以上の汚染が確認された。
具体的な汚染地域としては、ドゥクホア1工業区やタンゾー工業区、タンドゥク工業団地などが挙げられる。また、医療施設やごみ処理場、墓地周辺でも広範囲にわたる汚染が確認された。
ロンアン省はこれらの汚染状況に対して警戒を呼びかけ、対策を講じる必要性を強調し、汚染源の特定とともに、環境保護の取り組みを強化する方針を示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。