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アートトイのラブブ、ベトナムで人気急増
<写真:vneconomy.vn>
ベトナムではアートトイがコレクターたちの間で急速に人気を集めている。アートトイは人間や動物、大衆文化のキャラクターをモチーフに、多様な分野のアーティストやデザイナーによって制作されている。
アートトイは1995年に香港のToys2R創設者であるレイモンド・チョイが「Qee」という製品ラインを発表したことに始まる。
その後、アメリカや日本、フランスなどのメーカーやデザイナーが製品を発表し、アートトイ市場は世界中に広がっていった。
ベトナムでは最近、ラブブ(Labubu)というキャラクターが爆発的な人気を博している。
このキャラクターは中国企業のPop Martが販売するぬいぐるみで、2024年4月にブラックピンクのリサがInstagramでラブブを持った写真を投稿したことで一躍脚光を浴びた。
これをきっかけに、アジア全域でラブブが大流行し、ベトナムでもその人気が急上昇した。
ベトナム国内では、ラブブに関連する商品がオフライン、オンラインの販売チャネルで急増している。
2024年第2四半期にはShopee、Lazada、TikTok Shopでの売上が約52億ドン(約3047万2000円)に達し、第1四半期比で665%の増加を記録した。
この背景にはベトナムは中流階級の増加に伴い、アートトイへの支出やコレクションへの情熱も高まっていることがある。
マッキンゼーによれば、2035年までにベトナムの人口の半数が中流階級に達すると予測され、消費意欲がさらに高まると考えられる。
Pop Martのアジア太平洋地域市場開発ディレクター、ジェレミー・リー氏も、ベトナム市場の活力と潜在力に期待を寄せている。
アートトイ市場は世界規模で急成長しており、Statistaによると、2023年の世界市場規模は約1200億ドル(約17兆6496億円)、年間成長率は4%に達した。
このように、アートトイは単なる大衆文化の一部ではなく、高収益を生む新たなビジネス分野として注目されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。