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スターバックスの高級志向店、ホーチミンの店舗を閉店
<写真:tuoitre-vn>
米国のコーヒーチェーンであるスターバックスは、ホーチミン市における唯一の高級店舗「スターバックスリザーブ(Starbucks Reserve)」を閉店することを発表した。
これにより、同市内における同チェーンの高級コーヒーの提供が終了することとなる。この店舗は2017年にオープンして以来、7年間にわたって多くの顧客に支持されてきた。
スターバックスリザーブは、通常のスターバックス店舗とは異なり、限定された高級コーヒー豆を使用し、熟練のコーヒーマスターによって淹れられる特別なコーヒーを提供することで知られている。
今回閉店するスターバックスリザーブ・ハントゥイェン店は、同市内で唯一の高級店舗であり、地元のコーヒー愛好家や観光客に人気を博していた。
スターバックス・ベトナムは過去にも、ホーチミン市中心部のレックスホテル内にあった高級店舗を2021年に閉店しており、今回の閉店はこれに続く動きとなる。
これにより、国内で唯一残るスターバックスリザーブはハノイ市のニャートー通りに所在する店舗のみとなった。
スターバックスは、今回の閉店後も新たなロケーションで再開する計画を示しているが、詳細は未定である。
スターバックスは2013年にベトナム市場に参入し、2024年5月時点で全国に108店舗を展開している。
ホーチミン市の中心部にはスターバックス・ニューワールド店やスターバックス・Mプラザ店など、依然として立地の良い店舗が残っている。
2023年、スターバックス・ベトナムは初のベトナム人総支配人として、ホー・マイ・ホー氏を任命した。
同氏の就任後、スターバックスは地元市場向けの戦略を強化し、ベトナムの伝統的なコーヒースタイルを取り入れた新商品を次々と発表している。
ベトナムではコーヒー文化が非常に盛んであり、国内には50万軒以上のコーヒー店が存在する。
国内の主要なコーヒーチェーンは、ハイランズコーヒー、チュングエンEコーヒー、ザ・コーヒーハウス、フックロン、カティナットの5ブランドであり、これらが市場の約42.5%を占めている。
近年、ベトナムのコーヒーチェーン市場は急成長を遂げたが、パンデミック以降、ザ・コーヒーハウスをはじめとする一部のチェーンが店舗閉鎖を余儀なくされるなど、市場の変動が見られている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。