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ベトナムのリゾート不動産市場、高級路線の需要が増加
<写真:etime.danviet.vn>
ベトナムのリゾート不動産市場は特に高級ホテルやリゾートが市場をリードしており、多くの国際的なホテルブランドが新規プロジェクトを展開し、国内の観光地で高級リゾートの需要が高まっている。
ベトナムはアジア太平洋地域における主要なリゾート市場の1つとして、現在191件のプロジェクトが進行中であり、2028年までに約4万9800室の新しいホテル客室が供給される見通しである。
これらのプロジェクトの約75%が中高級ホテルセグメントに属し、そのうち70%が国際的な高級ホテルチェーンのブランドとして運営される予定となっている。
サヴィルズ・ホテルズのディレクターであるマウロ・ガスパロッティ氏によれば、現在ベトナムには7件の高級ホテルが運営されており、今後4年間でその数は倍増する見込みである。
これらの高級ホテルは、主にホーチミン市、ハノイ市、フーコック市に集中しており、ベトナム国内の高級ホテルの約50%を占めている。
また、フーイエン省やサパ町、ニンビン省、ヴィンフック省といった新たな観光地でも高級リゾートプロジェクトが進行中であり、地域の自然や文化を活かした観光資源の活用が期待されている。
リゾート不動産市場の回復を支えているのは特に国際観光客の増加であるが、各ホテルの運営能力が需要の取り込みに大きく影響する。そのため、ホテルオーナーは国際的なホテル運営会社と提携し、高級ブランドへの転換やアップグレードを進めている。
海辺のリゾートヴィラや都市部の高級マンションなど、ブランド付き不動産がベトナム市場でも定着しつつある。
ブランド付き不動産はホテルのサービス基準や建物の品質を国際基準に沿って維持することでプロジェクトの信頼性を高め、オーナーに対して付加価値を提供するものである。
ベトナムでは現在6件の高級ブランド付き不動産プロジェクトが進行中であり、すでに「マリオット・グランド・マリーナ・サイゴン」や「ザ・リッツ・カールトン・ハノイ」などが引き渡されている。
今後、ダナンで「Nobu Residences」や「Mandarin Oriental Residences」が計画されており、同セグメントへの関心が高まっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。