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日本の食品大手、日清製粉がベトナム市場に本格進出
<写真:stockbiz.vn>
日本の大手食品加工企業である日清製粉グループが、ベトナム市場で初めてスパゲッティソースやプレミックス粉の販売を開始した。
同社は現在までの10年間にわたるベトナム市場への投資を土台に、今後さらなる市場拡大を目指している。
日清製粉はスパゲッティソースやライスミックス、プレミックス粉といった商品を通じて、2024年度中に200万食を販売する計画である。
同社の戦略は強力な流通チャネルの拡大であり、まずはホーチミン市内の主要なスーパーマーケットに製品を展開し、その後他の地方都市への進出も視野に入れている。
さらに、ベトナム国内での需要増加に対応するため、新たな工場の建設も検討しており、世界的な食品大手としての地位を強固なものにする考えである。
日清製粉ウェルナ社の岩橋恭彦社長は「ベトナムは我々にとって戦略的な市場であり、特に加工食品分野で大きな成長の機会がある」と述べている。
また、ベトナムの人口が1億人近くに達し、GDPの成長率が著しいことに加え、70%以上の国民が自宅での調理を習慣としていることを強調した。
同氏はベトナムが今後、グループにとって最も重要な成長市場の1つになると期待している。
日清製粉は現在までにドンナイ省に2つの大規模な工場を建設し、ベトナム日清テクノミックなどの関連企業を設立してきた。
この工場は3420億ドン(約19億6210万8000円)の投資を受け、年間9000トンの生産能力を誇り、国内市場と輸出向けにプレミックス粉を供給している。
しかし、2024年になって初めて、同社はベトナム国内で加工食品の販売を開始し、同市場への本格的な参入を果たした。
日清製粉は日本国内ではスパゲッティソース市場でシェア40〜45%を占めており、製粉業界でも主要な地位を確立している。
2024年のグループの売上高は約58億5000万ドル(約8250億8400万円)に達しており、食品業界における確固たる地位を誇る。
日清製粉は100年以上の歴史を持つ技術力と経験を活かし、ベトナムの消費者の嗜好に合った製品を提供することに尽力するという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。