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ベトナムのガス需要、2030年までに3倍に拡大

2024年09月20日(本日)07時00分 公開
ベトナムのガス需要、2030年までに3倍に拡大

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナムではガス需要が今後急速に増加し、2030年までに現在の3倍に達する見込みである。特に電力部門が最大の消費者となり、2030年には国内電力供給の14%をガスが占めると予測されている。

 

Wood Mackenzieの最新の研究によると、ベトナムは急増するガス需要に直面しており、現在の消費水準から毎年平均12%の成長率で増加する見込みである。

 

この需要増加の背景には国内供給の減少があり、特に東南部の主要ガス田が枯渇期に入り、国内のガス生産量は過去5年間で25%減少している。

 

2030年以降もベトナムのガス需要は堅調に伸び続け、2050年にはさらに増加する見通しである。

 

電力部門は引き続き最大のガス消費者となり、国内のエネルギー需要の多くを支える重要な役割を果たすとされる。また、産業部門や肥料産業の拡大もガス需要増加の要因となる。

 

Wood Mackenzieのアジア太平洋地域副社長であるジョシュア・ニュー氏によると、電力供給の安定を確保するため、ガスによる発電が今後ますます重要になる。

 

石炭火力発電が抑制され、再生可能エネルギーが送電網の制約や不安定な発電量といった課題に直面する中、ガスおよび液化天然ガス(LNG)はエネルギー安全保障を支える主要燃料になるとされる。

 

しかし、ベトナムは現在、LNG市場においてスポット契約に依存しており、価格変動や供給不足のリスクが高いと指摘されている。

 

Wood MackenzieのガスおよびLNG研究者であるユリン・リ氏によると、政府が2023年5月に電力開発計画VIIIを承認したことは、LNG発電プロジェクトの重要性を強調しており、2030年までに22.4GWのLNG発電能力を追加する計画である。

 

ただし、リ氏はベトナムがガスとLNGの潜在力を最大限に引き出すためには、エネルギー政策に特化した枠組みが必要であると強調している。

 

リ氏は強力な政策枠組みが下流および中流ガスインフラの開発に向けた投資を呼び込むために不可欠であるとして、ガス産業発展に向けた政府の取り組みを促している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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