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イーロン・マスク、ベトナムに15億ドルの投資を計画
<写真:dantri.com.vn>
米国の実業家であるイーロン・マスク氏が率いる航空宇宙メーカーのSpaceXが、ベトナム市場を衛星インターネット事業の有望な拠点と評価しており、今後15億ドル(約2182億5000万円)の投資を予定していることが明らかとなった。
ベトナム国営通信社によると、9月25日にトー・ラム総書記兼国家主席は米国の大手エネルギー、宇宙衛星、技術分野の企業幹部と会談を行った。
その中で、SpaceXはベトナムでのインターネット衛星事業への関心を示し、15億ドル(約2182億5000万円)の投資計画を表明した。
SpaceXの上級副社長であるティム・ヒューズ氏は、衛星インターネットをベトナム全土に普及させることに向け、ベトナム政府および関連機関との協力を強く望むと述べた。
同氏は同社の「Starlink」サービスが既に約6000基の低軌道衛星を運用しており、地球上のほぼ全域にインターネット接続の提供が可能なことを強調した。
トー・ラム国家主席は、SpaceXの提案を高く評価するとともに、台風ヤギに関連する支援へ感謝の意を示した。
さらに、トー・ラム国家主席はベトナムがデジタルトランスフォーメーションを経済発展の重要な推進力と位置づけており、SpaceXの投資が両国の協力関係をさらに強化する起点となることを期待していると述べた。
ベトナム政府は現在、SpaceXの提案を慎重に検討しており、プロジェクトの準備が円滑に進むように関係機関との緊密な協力を求めている。
同日、トー・ラム国家主席はエネルギー企業AESおよびPacifico Energyの幹部とも会談を行った。
特にPacifico Energyのネイト・フランクリン会長との会談では、ベトナムが2050年までにカーボンニュートラルを目指すという環境保護への強いコミットメントを表明し、同社のクリーンエネルギー事業への更なる投資と協力を歓迎した。
Pacifico Energyはベトナムが再生可能エネルギー開発に適した地理的優位性を持つとして、今後も同国でのプロジェクト展開に積極的に取り組む意向を示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。