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ダナンの放し飼い犬捕獲チーム、1年の捕獲数はわずか3匹
<写真:tuoitre.vn>
ダナン市では2023年末から各地区で「放し飼い犬捕獲チーム」が設立され、当初は放し飼い犬の問題が一時的に沈静化したが、現在では再び増加傾向にある。
捕獲数の低迷について、予算や人員の問題が課題として浮上している。
ダナン市カムレ区ホアトードン街区の捕獲チームは、5人の市職員と都市管理部門のメンバーで構成され、設立から1年で捕獲した犬は4匹にとどまった。
チームリーダーであるホアトードン街区のレ・ヴァン・フオック副委員長によると、毎週木曜日に出動する計画であったが、メンバーの多くが主業務の合間を縫って活動しているため、実際には頻繁に出動していない状況である。
フオック副委員長は「予算が不足しているため、専用の保護具もなく、犬に噛まれた場合は自己負担になる」と述べ、十分な予算があれば専門の捕獲チームを雇用することが有効策であると指摘した。
同様の課題はタインケ区タックザン街区の捕獲チームにも見られる。こちらも設立から1年で捕獲した犬はわずか3匹であった。
タックザン街区のチャン・レ・クオック・フイ副委員長によると、捕獲活動の目的は主に住民に対する啓発であり、都市管理や地域防衛の職員が必要時に協力するが、継続的な活動が可能なわけではない。
訓練用の犬は捕獲が容易であったが、実際の現場では犬がすぐに逃げてしまい、捕獲が困難なケースが多いという。
捕獲チームの資金として、タインケ区は各地区に年間3000万ドン(約17万9680円)を拠出しているが、犬を捕獲するための専門人員を雇用するには不十分である。
また、捕獲チームのメンバーは犬の所有者との対立を避けるため、自発的に協力する人も少ない現状である。
放し飼い犬の所有者に対しては、初回の違反の場合は警告にとどめ、再犯時には100万~250万ドン(約6067~1万5158円)の罰金を科す方針となっている。
ダナン市は2021年7月から狂犬病予防と犬の管理強化を目的に、各地区での捕獲チーム設立を進めてきた。
農業農村開発局が捕獲技術の研修を担当し、市保健局も咬傷事故時の感染予防策について指導を行っているが、現場レベルでの実効性を高めるためには追加の支援が求められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。