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ロンタイン空港プロジェクト、計画修正で完了が1年延長
<写真:tuoitre.vn>
ベトナム交通運輸省のグエン・ヴァン・タイン大臣は12日、政府の委任を受け、ロンタイン国際空港プロジェクトの投資計画の修正案を国会に提出した。
政府が提案する主な修正点は3項目あり、まず「滑走路3号」を当初の第3期から第1期に前倒しして建設し、2本の滑走路を並行して建設する方針である。
これにより、ロンタイン国際空港の完成時期が当初の2025年末から1年遅れの2026年末となる。
また、政府が第1期の実現可能性調査報告書を承認可能なようにする提案も含まれ、国会の承認を経ずに進められるように求めている。
経済委員会のブー・ホン・タイン委員長は、国会がこのプロジェクトに対する投資計画を修正することは適切であるとの見解を示している。
第3期で予定されていた滑走路3号の建設を第1期に前倒しし、現在建設中の滑走路1号から北へ400mの距離に建設することで、空港の運営効率が向上するとともに、滑走路の故障時にも柔軟な対応が可能になるという。
滑走路3号の建設費は約3兆3040億ドン(約205億5440万円)で、入札後の節約分や予備費から拠出される計画であるが、この予備費には建設中の物価上昇や追加工事にも対応する資金が含まれるため、その影響も精査する必要がある。
また、2026年末までの第1期完了の延長についても、滑走路3号の建設に要する24カ月間を見込む合理的な措置であると判断された。
期間延長によって滑走路やターミナル、連絡道路などのインフラ整備をより効率的に進め、長期的な運営効果の最大化を目指せるとしている。
一方で、タイン委員長は進捗の遅れに関する政府の具体的な説明を求め、今後のプロジェクト管理体制の改善や、国家予算の効率的な使用についても対応を促した。
さらに、政府は各工程の遅延を防ぐため、資金調達や施工の迅速化に向けた取り組みを強化する必要があると強調している。
実現可能性調査報告書の承認について、政府が国会の承認を経ずに実施可能となるように求める提案については、同委員会も迅速な実施が必要な段階にあるとの認識を示している。
しかし、経済委員会はプロジェクトの重要性を鑑み、慎重な判断も併せて求める意見があることも指摘した。
経済委員会は最終的に政府の提案へ賛同し、国会において第8回会議の総会決議として投資計画の修正を承認するように求めた。
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